図書館から借りた以下の本が、なかなか考えさせられる内容でした。
心に残った点をメモしておきます。
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まずは、日本と欧米との読書および国語教育の違いについて。
日本:
・薄い教科書教材を長時間かけて読む精読主義
・多読は重視しても、読みっぱなし
・自分の読書感想を述べるのは一方的な読書感想文が主
・読解のテストは文章に書いてあることが正確に把握できているかを評価→答えはひとつ
欧米:
・教科書はなるべく使わないで、なるべく多くの本を読んで討論する
・お互いの読みが正しいかどうか、意見を出し合って討論
・丸のままの本を読み、読解力をつける
・読解のテストでは、書いてあることを理解するだけではなく、書いてあることについて自分の意見を表現させるところまで求める
・読解表現力を育てるために、読書をした後(または、しながら)、以下の2種類の質問をします。
★内容を理解するための問いで、本に答えが書いてある→必ず本文に何が書いてあったか確かめる
★色々な解釈や考え方が出来るオープンエンドな問い
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実際にどういう質問をすればよいかや、子どもの読解力を育てるためにはどんな取り組みをすればよいかも詳しく書いてあります。
子どもに読み聞かせをして、読みっぱなしになっていた私。。。
今からクリティカル・リーディングを勉強して少しずつインタラクティブで創造的な読書の時間を子どもたちと持てれば、と思っています。
とりあえず、この本を再読するつもりです!